初期化後の「更新プログラムを確認しています」は、何時間待てばよいのか?

ここ数日、Windows10強制アップグレード案件で多数相談をうけていて、リカバリ(OS初期化)をする機会が非常に増えています。
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◆リカバリとは?
英語でrecovery、直訳すると「回復」です。
パソコンの世界では、購入時の状態(工場出荷時の状態)に戻すことをリカバリと言います。
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最近のパソコンは、ハードディスクにリカバリ領域(初期化のためのデータを保存した領域)があるので、そこが壊れていなければ簡単に初期化できます。機種によりますが1~3時間で初期化できます。
もしくは各メーカーが用意しているリカバリディスク作成ツールを使って、作成したリカバリディスクを使って初期化。
最終手段は、リカバリディスクをメーカーから購入(5000~10000円程度)して初期化します。

メーカーによってはリカバリディスクを作成できない、販売していないところもあります。
その場合は、OSをクリーンインストールして、ドライバをメーカーWEBからダウンロードして設定する必要あり。

初期化だけならまあ良いのですが、厄介なのがその後のWindows Update。
数年分のUpdateを一気に実行することになるので、手間も時間もかかります。

最新の状態にするまで、順調に進んだ場合で
Vista、Windows7で2~3日、
Windows8.1で1~2日
かかると思ってください。

まず戸惑うのが、「更新プログラムを確認しています」の表示でなかなか進まないこと。
ここは忍耐力が必要です。
一番まずいのが、「おかしいのかな」と何度も再起動を繰り返すこと。いつまでたっても終わりません。

特別な処理をしない場合、「更新プログラムを確認しています」が終わるまで、Windows7で3~6時間はかかるのは当たり前。Vistaのパソコンで、12時間かかったこともありますので、スリープしない設定にして一晩は我慢してみましょう。(Windows7で、ここを10分程度で終わらせるテクニックは、のちほど)

更新プログラムの確認が終わると、OSがWindows7 SP1の場合で、200個以上のアップデートが表示されます。
更新プログラムを確認しています
(以前は200個のアップデートを一気に実行するとうまくいかないことが多かったですが、2016年になって改善されています。一気に実行しても問題ない場合も多くなりました。失敗するパソコンもありますが。)

その後も、数個ずつのアップデートを、再起動しては更新、再起動しては更新と5~10回繰り返して、やっと最新の状態に。数台、同時にアップデートしていると、それはもう、皿回し状態。

「アップデートなんて、ただ待てばいいんでしょ」と、修理費用を抑えるためにご自身でやろうという気持ちもよく理解できます。が、本当に大変なので、お任せすることを強くお勧めします。

OSリフレッシュパック(OSの更新作業、その他ソフトの更新・設定、不要ソフトの削除)は13,000円ですので、ぜひご利用ください。

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Windows7で「更新プログラムを確認しています」を早めるテクニック(数時間の待ちが数分に短縮)

リカバリが終わった後、ネットワークにつなぐ前に「Windows Updateクライアントの最新版」をインストールすることです。(2016年6月時点の最新版は、「KB3138612」です)
事前に他のPC、もしくはリカバリ前のPCでMicrosoftのサイトに接続し、「KB3138612」をダウンロードしてUSBメモリに保存。
リカバリするPCに「KB3138612」を保存して、スタンドアロンインストールをすると、最初の更新確認が数分で完了します。Windwos7の無印(SP1でないWindows7)の場合は、先にSP1もインストールしておきましょう。

Windows7 SP1のダウンロードはここ。

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932)

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の Service Pack 1 により、お使いのコンピューターやサーバーを最新のサポート レベルに維持することができます。

Windows Updateクライアントの最新版(2016年6月時上旬点の最新:KB3138612)のダウンロードはここ。
※Windows Updateクライアントは頻繁に更新されますので、その時点の最新版をダウンロードしましょう。
※(6/22追記)6月中旬にWindows Updateクライアントが更新されています→Win7用の最新版:KB3161647
 (ただし、KB3161647は単体でのインストール不可。他の更新プログラムとセットになっているKB3161608をインストール)

Windows7用 Windows Update クライアント:2016年3月


64bitなら「x64 ベース バージョンの Windows 7」のものを、32bitなら「x86 ベース バージョンの Windows 7」のものをダウンロード。
ポイントは、初期化して「ネットワークつなぐ前」にインストールです。
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