Win10関連|外付けHDDを外すときは必ず「安全な取り外し」を!

USBメモリやUSB接続した外付けHDDを取り外す際、いきなりUSBポートから引き抜いたり、PCをシャットダウンしてから引き抜いたりしてませんか?

Window10にアップグレードして、これまでWindows7で使用していた外付けHDDのデータが消えた!というトラブルが発生しています。
Win7のときには問題なかった方法も、Win10で大きなトラブルにつながる場合もありますので注意です。

ファイルが消えてしまう原因は、Windows7とWindows10で、ファイルシステムに大きく関連するLFS(Log File structure)のバージョンが異なること。
LFSのバージョンが変わってしまうことでストレージ認識に失敗し、自動修復を試みてファイルシステムが壊されてしまう、というトラブルです。

LFSのバージョンは、Windows7はVer.1.1、Windows8以降に改良されてVer.2.0になっていて、Win8が出始めた頃も同じようなトラブルが目立ちましたが、今回のWindows10アップグレードの方が影響大きいように思います。

microsoftコミュニティでのやりとり
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-hardware/%EF%BD%8E%EF%BD%94%EF%BD%86%EF%BD%93%E3%83%95/d9703a0d-8240-46fa-90de-cfb4781d1c4e

NTFSフォーマットのLFSシステムに互換性が無いことを知りました。

自宅のパソコンをwindows7からwindows10にアップグレードしました。 ついでにデータ類を整理していたところ、他のwindows7のパソコンで読み書きした外付けハードディスクのファイルが消えたりして不具合を生じる現象が確認されたのでネットで検索したところ、NTFSフォーマットのLFSシステムに互換性が無いことを知りました。

<発生する条件>
1.USB接続されたストレージのフォーマット形式が NTFS
2.安全な取り外しをせず取り外し

フォーマット形式は、USBメモリはFAT形式が多いですが、外付けHDDはNTFSの可能性大。
(FAT形式は古い仕様のフォーマットで4GBを超えるファイルを取り扱えない弱点あり、大容量のものはNTFSフォーマットの可能性あり)

<解決策>
USB接続のものは、必ず通知領域(タスクトレイ)で「安全な取り外し」を実行する(下記図参照)こと。

※PCをシャットダウンして取り外してもダメな場合も多いので注意!
「安全な取り外し」を実行することでLFSのバージョンを元に戻す作業をしています。
高速スタートアップが設定されている場合、電源OFFにしてもLFSが元に戻っていない場合があり、PCを起動した状態で「安全な取り外し」を実行してから抜くのが安全です。

ステップ1:画面右下にある通知領域(タスクトレイ)を開き、USBメモリのようなマークをクリック
ステップ2:取り外すストレージをクリック
ステップ3:「’XXXXXX’はコンピューターから安全に取り外すことができます。」というメッセージが出るのを確認してから取り外し

安全な取り外し

エクスプローラーで取り外したいドライブを選択して右クリック→「取り外し」を選択してもOK
安全な取り外しb

すべてのアプリケーションを閉じているにも関わらず、取り外そうと思ったら「使用中のため外せません」のようなメッセージが出た場合は、ちょっと待ってから再度試すか、待ってもダメな場合は、そのままストレージを接続したまま再起動して「安全な取り外し」を試してみましょう。
繰り返しますが、安全な取り外しをしないままPCをシャットダウン→取り外し、は危険です。

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