熱暴走+動きが遅いACER Aspire 5739G修理

(Windows Management Instrumentationの修復)

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突然シャットダウンする+何をするにも遅い(すぐに「応答なし」と表示される)という状況でした。

まず、突然のシャットダウンについては、ファン清掃+CPUグリス塗り直しで改善。ファンは外見はそれほど汚れていませんでしたが、分解してみると、ほこりぎっしり・・・。
CPUグリスも完全に乾燥した状態。2009年発売の機種ですからね。

難問だったのが動きが遅いこと。
まず見つけたのが、コンピューターのプロパティを見てみると、「プロセッサ」と「実装メモリ(RAM)」の部分が、「使用不可」と表示されていたこと。通常なら、使用されているプロセッサと、メモリの容量が表示されている部分です。

wmi_error

ここが「使用不可」と表示されている場合は、WMI(Windows Management Instrumentation)が壊れてると考えてよいでしょう。今回はWMIの再構築で解消。
WMI:システムに関する情報を取得するのに利用されるサービス

もうひとつ気になったのがが、タスクマネージャーで動きを詳細に追いかけたところ、どうも無料セキュリティソフトの「Rapport(ラポート)」が悪影響をおよぼしている気配あり。
このソフト、三菱東京UFJのインターネットバンキングを使用すると、インストールを強く勧められるソフトですが、機種によっては動作不良になることも。
自分でインストールした記憶はないが、もともと経理担当の方が使用していたのでインストールされたようだ、とのことだったので、削除を提案。
(セキュリティソフトを削除する場合は、よく検討してからにしましょう)

これで無事、動きが遅いのは改善できたようで、しばらく様子を見てもらうことに。
状態が複雑だと、リカバリをした方が早い場合も多いのですが、できる限り、元の状態のまま修復いたします。

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