動きが遅いWindows10|LaVie LL750/W

今回のお客様:相模原市
作業日数:2日

Windows10にアップグレードしたら動作が遅くなったパソコン、NEC LaVie LL750/W(2010年発売、初期OS:Windows7)です。

LaVieLL750W_1

メーカーはアップグレード非推奨のちょっと古めのパソコンですが、Windows10にアップグレードしたのは数か月前。
最近までは問題なく使えていたそうですが、急に動きが遅くなったとのこと。

診断してみると、起動してからしばらくたってもディスクアクセスがフル回転のままです。
automent2

こういうとき、まず確認するのはWindows Update。
使用頻度を伺うと、週に1回立ち上げるかどうかで、使用時間は30分から1時間程度とのこと。
稼働時間が少なすぎて、バックグラウンドで実行されているアップデート作業が完了していませんでした。
Windows Updateを手動で実行すると、完了するまで2時間程度かかりました。

それでもまだ、ディスクアクセスは活発なまま……。

動きが遅い場合、Windows10ではもうひとつ確認すべきところがあります。
それは「自動メンテナンス」

Windows7を使用していた方にはあまり馴染みのない機能だと思いますが、Windows Update、セキュリティスキャン、HDDのデフラグなどをバックグラウンドで自動実行するものです(Windows8からの機能)。

自動メンテナンスは、何も設定をいじっていなければ毎日AM3:00に開始です。
設定された時刻に実行できなかった場合は、次にパソコンが起動したときに実行しようとしますが、AM3:00にパソコンが起動していることは稀でしょう。その日最初に電源を入れたときに実行すると考えてください。
(ただしメンテナンスが開始されるのは、ユーザーが何もしていないとパソコンが判断したタイミング。)

実行中かどうかは、Windows10の場合は「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「セキュリティとメンテナンス」のところで確認できます。「メンテナンスは進行中」と表示されていれば実行中です。
automaintenance

今回のパソコンは、自動メンテナンスが前回完了したのは約1か月前という表示でした。
自動メンテナンスを手動で開始させたところ、完了まで約5時間……。
なにやらいろいろと貯めこんでいたようです。
Windows Updateを完全実行させてすっきりさせた後でもこの時間ですから、合わせたら6時間程度必要だったことに。
2つの処理を終わらせたらスッキリ快適に動くようになりました。

Windows10で動きが遅いなと感じたら、まずは「Windows Update」と「自動メンテナンス」を強制実行してみましょう。

毎日のように使うパソコンであれば快適な状態を保つ機能なのですが、今回のように週に1回、しかも短時間しか使用しないパソコンだと快適になるどころか重くて動かなくなってしまうことも。
使用頻度の少ないパソコンの場合は、自動メンテナンスをOFFにした方がよいかも知れません。

◆参考ページ
「Win 8編: 「自動メンテナンス」の自動実行を無効にする方法」(Win8向けの記事ですが、Win10でも同様)
http://news.mynavi.jp/column/windows/242/

コマンドプロンプトを使用しますのでちょっと抵抗がある方は、週に一度は起動して数時間放置、が良いでしょう。
電源プランをスリープしない設定に変更、もしくは自動メンテナンスの設定でスリープ解除許可を忘れずに。

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