内部温度上昇エラー|FMV ESPRIMO FH550(一体型)

今回のお客様:相模原市
パソコン:FMV ESPRIMO FH550(2010年発売、Windows7)一体型
作業日数:2日

「パソコン内部の空気の流れがさえぎられ、高温になっています」というエラーメッセージが表示するようになったパソコンです。
high_temp

CPU温度を測定してみると、起動してすぐに90℃近くまで上昇しています。
これは危険な状態。

まずは分解。
ファイル 2016-06-28 10 42 55

この機種はファンを2個搭載しています。
どちらも汚れてはいますが「空気の流れがさえぎられ」というまでの状況ではないですね。

CPUのヒートシンク(放熱板)を外してみると……。
ファイル 2016-06-28 10 43 54
グリスが完全に乾燥していました。
グリスが乾燥していると、CPUからヒートシンク(放熱板)に熱を逃がすことができず温度が下がりません。
古いグリスを綺麗にふき取り、熱伝導のよい新しいグリスに塗り直します。

組み戻して再度温度測定してみると、同じ条件で約70℃程度まで低下。
まだ高めではありますが、作業前と比べ20℃近く温度が下がりました。

ファイル 2016-06-28 10 48 28
パソコンの使用頻度や使用する環境にもよりますが、5~6年経つとCPUグリスが乾燥している可能性があります。
突然シャットダウンするという場合は、熱暴走の可能性が高いので早急に対処が必要ですが、シャットダウンまではしなくても、「パソコンが異常に熱い」「ファンがうるさくなった」「ファンが高速で回るようになった」という場合も、早めに内部清掃とグリス塗り直しをオススメいたします。

一体型は分解難易度高い場合が多いので、プロにお任せください。

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