Win10アップグレード失敗|Lenovo Y580

今回のお客様:相模原
作業日数:2日

Windows10アップグレード途中で起動しなくなったパソコン、Lenovo IdeaPad Y580(2012年発売、Windows7)です。

電源を入れてみると、Windowsブートマネージャーが起動されます。
セーフモードを選びますが起動できず、再度Windowsブートマネージャーが表示。
延々とWindowsブートマネージャー表示から進みません。

(ブートマネージャー:他の機種の画像ですが、こんな感じのページが表示されます)
boot

HDDの状態を見てみると、メインのドライブが空っぽでした……。
ユーザーデータどころか、OSまで完全に消失。
原因はキャッシュSSDだったようで、Windows10アップグレード時におかしなことになってしまったようです。
LenovoY580_1

◆キャッシュSSDとは?
小さい容量のSSDと大容量のHDDを組み合わせ、疑似的にひとつのドライブして扱い、HDDの読み書きの速度を向上させる技術。まだSSDが高価だった時期に考案されたもの。SSDが安価となった今では、あまり使われていないようです。
キャッシュSSD故障の際のデータ消失リスクもあり、この機能がついているパソコンは、キャッシュ機能をOFFにして本体のHDDをSSDに交換することをお勧めします。SSD、安価になりましたので。SSD自体の性能向上もあり、スピードも大きく向上すると思います。

リカバリディスク未作成で、D to Dリカバリーも不可という状況。
メーカーからもリカバリディスクが購入できないようでしたので、OSのクリーンインストールで対応です。

まずはWindows7をインストール。
ここでポイントは、OSインストール前に一旦キャッシュ用SSDを取り外すこと。
この機種、SSDを接続したままだと、OSがうまくインストールできないことがあります。

その後、18種!のドライバをインストールしてから動作チェックし、キャッシュ用SSDを元に戻します。
キャッシュSSDの設定は厄介なのですが、お客様に相談したところ修理日数と料金優先で不要とのこと。
今回はキャッシュ機能をOFFにしたままでご返却しました。

LenovoY580_2

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