Windows10 April 2018 Update(大型アップデート)にご注意を

2018年4月30日(日本時間では2018年5月1日)から、Windows10の大型アップデート、April 2018 Update(Ver.1803)が配信されています。

自動更新ですのでインターネットに接続していると、いつの間にかダウンロードされて更新がはじまりますが、完了まで2~6時間ほどかかりますのでご注意を。
(マシンのスペックやインタネット回線の速度によってかかる時間は変わります)

2011年発売のちょっと古めのPCでは、5時間くらいかかりました。
(回線は速いはずなのですが)

アップデートで仕事中に何時間もパソコンが使えない or 動作が遅くなるというのは困りものですので、下記の方法をお勧めします。

<概要>
◆その1. Windows10は、HomeではなくProを! 
◆その2. 「更新とセキュリティ」の設定を変更して、自動アップデートを延期
◆その3. 更新を延期している間で、時間に余裕があるときにオフラインで手動更新

<詳細>
◆その1. Windows10は、HomeではなくProを! 
  Windows10 Proでないと2番以降の設定ができません。仕事で使用するパソコンならProにしましょう。

◆その2. 「更新とセキュリティ」の設定を変更して、自動アップデートを延期させる

まずは「Windowsの設定」メニューで「更新とセキュリティ」をクリック


次に「詳細オプション」をクリック


ブランチ準備レベルを「半期チャネル」に。
「機能更新プログラムには、新しい機能と強化内容が含まれています。延期可能な日数は次の通りです」を「365」に。
品質更新プログラムの延期日数は「0」のままがよいでしょう。

※ブランチ準備レベル
「半期チャネル」・・・リリース後4か月後の安定した時期に適用
「半期チャネル(ターゲット指定)」・・・リリースしてすぐに適用

※更新プログラムの種類
「機能更新プログラム」・・・大型アップデート → 365日延期に設定
「品質更新プログラム」・・・セキュリティ関連の更新 → こちらはそれほど時間かからないので延期しない

◆その3. 更新を延期している間、時間に余裕があるときにWindows10の更新データをダウンロード
まずは時間があるときにWindows10の更新データをMicrosoftからダウンロードしておき、USBメモリやDVDに焼いておく。
データは3GB程度ありますので、ダウンロードにもそれなりの時間がかかります。

ダウンロードは下記から
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

◆その4. 更新を延期している間、時間に余裕があるときにWindows10を手動アップデート
自動更新では失敗するような場合も、データをダウンロードしておいて手動更新するとうまくいく場合も多いので、大型アップデートは手動を推奨します。

通常通りパソコンを立ち上げ、その3で作成したWindows10のメディア(USBメモリ or DVD)を開き、setup.exeを実行してWindows10の更新作業を実行。
(作成したメディアで起動するのではなく、通常通り起動してからsetup.exeを実行すること)

この方法であれば、重要な仕事をしているときに再起動を案内されたり、動作が遅くなったりすることを防止できます。半年に1度の苦行はこれで回避しましょう。
(Windows10 Homeの場合は・・・、我慢するしかありません)

Windows10の大型アップデート、時間がかかるのも問題ですが、運が悪いと更新に失敗して起動すらできなくなることもあるのが大きな問題です。当店でもこれまで、多くのWindows10の大型アップデート失敗によってOS損傷したパソコンが持ち込まれています。

Windows10の更新でお困りの場合は、相模大野店にご相談を。