動きが異常に遅くなったNEC LaVie LL550/W（PC-LL550WG1NW、2010年発売）です。

ハードディスク（HDD）に異常あり。
ただ、まだ軽傷だったので、起動はできますし、ユーザーデータも残ったままです。

こういう場合は、HDDを新品に交換して、データを元のHDDから新しいHDDに丸々移せば、元の環境に戻る場合が多いですが、この年代のパソコンで問題になるのが「HDDの規格」。
2009年後半からAFT（アドバンスド・フォーマット・テクノロジー）という新しい規格への移行が始まり、主流になったのは2011年頃。今、流通しているHDDはほとんどが新しい規格です。

2010年発売のパソコンなので、古い規格（非AFTと呼びます）のHDDですが、新しい規格のHDDに交換すると、規格の違いにより、Windows Updateができなかったり、Windows Liveメールが起動できなくなったりという不具合が発生する場合があります。
ひと手間、ふた手間かければ、非AFTからAFTへの交換も可能ではありますが、非AFTのHDDが故障した場合、一番安全なのは同じ容量の非AFTの新品HDDを用意すること。

ただし、2016年から急激に流通量が減り、500GB以上のものは入手が困難になってきました（入手はできるのですが、在庫限りでプレミア価格となり高額）。

今回のパソコンは320GBのHDD（WD3200BEVT）だったため、在庫であった非AFTのHDDに交換。
HDDクローンで、異常に遅かった動きが解消され、快適に動くようになりました。
（ただ、この320GBのHDDもいつ在庫切れとなるか分からない状況です）

今回のお客様：相模原市
修理日数：2日

相模原、町田のパソコン修理ならスマホドック24相模大野店へ！
042-705-6682

500GB、640GBの非AFTタイプHDDも、数は少ないですが在庫あります。
非AFTからAFTの交換も可能ですので、古いパソコンのHDD故障の場合はご相談ください。