警告「論理ブロックアドレスでIO操作が試行されました」

今回のお客様:相模大野
修理日数:3日

動きが遅くなったノートパソコン、VAIO Fit15(SVF15N17DJB、2013年発売、Windows10にアップグレード済み)です。
Windows10の更新がされていないままだったので、最新の状態まで更新(Ver.1709まで更新)。

かなり安定したのですが、それでも、10秒程度フリーズするような感じの動きがたまに発生します。
HDD搭載機種ですが、SSDが普及し始めたころによく発生していたSSDのプチフリーズのような動作です。

ハードディスク(HDD)の故障を疑い、S.M.A.R.T情報を確認してみますが、異常値なし。

※S.M.A.R.T情報とは?
Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technologyの略で、HDD内部に保存されている自己診断の数値です。
不良セクタ(読み書きできなくなった場所)などが発生していると、SMART情報に記録されます。

システムログを確認してみると……。

「ディスク0(PDO名: \Device\000000xx)の論理ブロック アドレス 0xxxxxxx で IO操作が再試行されました。」
という警告ログが多数ありました。
電源設定などの変更で改善できる場合もある警告ですが、今回はHDD故障だったようで、HDD交換で改善。

データはそのまま残っていたので、古いHDDから新しいHDDにシステムも含めデータを丸ごとコピー(クローン)して、元の環境そのままで復旧できました。

パソコンの動きがおかしいな、と思ったらお気軽にご相談を。