今回のお客様：相模原
修理日数：1泊2日

「注意！システムの問題が見つかりました」とメッセージが表示されるようになったノートパソコンです。

こういったメッセージのリンクを辿っていった場合に、「ここに電話して」だとか、「このソフトを購入して」となった場合、ほぼ悪質なソフト（アドウェア：悪質広告表示ソフト）に感染していると考えましょう。

【アドウェアに感染した場合の動きの例】
・危険でもないのに、危険と脅すようなメッセージを表示させて、不要なソフトの購入画面に誘導される
・ブラウザ起動時のTOPページが変えられてしまう
・ブラウザで検索した場合に、これまでと違う検索結果のページに誘導される

調べたところ、今回のパソコンは表示されたメッセージの原因となっているもの以外にも合計4種類の悪質なソフト（アドウェア）に感染していました。

アドウェアは多くの場合、フリーソフトのインストール時に一緒に入り込んできます。
フリーソフトのインストールの同意画面に、このソフトも一緒にインストールするけどいいね、というようなことが英語で書かれていることがありますが、見逃して同意してしまい、インストールされてします。
アドウェアの場合、グレーゾーン的なソフトも多く、セキュリティソフトでも防げない場合も多いのです。
（今回のパソコンも、有料のセキュリティソフトがインストールされていましたが防げませんでした）

アドウェアに感染しないためには、
・製作元の素性がわからないソフトはインストールしないこと
・フリーソフトをインストールさる際に表示されるメッセージをしっかり読むこと
が大事です。

アドウェアはウィルスとは違って、情報漏えいなどの大きなリスクはありませんが、煩わしい広告画面が表示されるだけではなく、無駄なプロセスがバックグラウンドで起動してパソコンの動きが遅くなったり、ウィルス感染の原因になったりすることも。
感染が疑われたら、早めに診断をうけましょう。

診断・見積りまでは無料です。